カテゴリー「文化・芸術」の19件の記事

2016年10月 7日 (金)

中華街にて

一昨年に「キヨシローナイト」というイベントで出会った、アラーキーさんのライヴを見に、横浜中華街へ出かけました。
少し早目に着いたので、「Wind jammer」で、ジャズのライヴを見ました。
「酒とバラの日々」が、聴けました。
生のピアノ演奏を聴くのは、本当に久しぶりだったことに、気がつきました。
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さて、8時を過ぎ、アラーキーさんが出演する「李世福のアトリエ」へ。
ここは、横浜のチャイニーズロックの神、李さんのライヴスペース。
李さんとアラーキーさんのトークコーナーは、昔の横浜の音楽シーンなど、興味深いお話が聞けました。
自然な穏やかな雰囲気が、心に残りました。
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ライヴは、李さんのトリオ、アラーキーさんのソロ、そして、オールメンバー(李・アラーキー・神田g・ミックb)でと、盛りだくさん。
近い距離で、迫力の演奏。
最後は、「ヨコハマホンキートンクブルース」と、李さんが作り、松田優作さんが歌って話題になった「灰色の街」
濃密な、秋の夜でした。
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2014年10月28日 (火)

現代アート

「ヨコハマトリエンナーレ」開催中の横浜市美術館へ行きました。

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写真は、美術館前には、ベルギーのヴィム・デルボアさんの作品。

巨大なトレーラーなので、奥が正面です。大きさは、この位置が解りやすいかと思いました。

細部は、古い教会の建築のようです。

期間中、この作品は、昼夜を問わず、ここにあったのでしょうか?

雨風にさらされて、変わってゆく様も、展示の見どころなのかもしれません。

・・・

美術館の中では、実は、私には、気味の悪い展示ばかりで、帰りたくなってしまいました。

それで、もう少し、もう少し、とガンバってみましたが、半分も見ずに、帰りました。

美術館に行くのは、好きです。自分でチケットを買って、誰のためでもなく、自由に、心を遊ばせる時間は、いいものです。

知り合いの方が「現代アートは、恋人と見に行かない方がいい」と、言います。

好みがはっきり分かれて、ケンカになることもあるから、だそうです。

その逆に、感性が近いと、もっと親密になれることもあるだろう、と思います。

オノヨーコさんが、ジョン・レノンと出会ったのは、ヨーコさんのアバンギャルドな展覧会でした。

自分の好きなもの、嫌いなもの、心地よいものを、自分で決めることは、とても贅沢で、素敵なことだと思います。

アートと向き合う時、その作家が、どんな経歴で、権威があるかなど、まったく意味を持たないのです。

・・・

笑顔の抵抗をしてみました。

作品名「私は、泣いてなんて、やらないわ」 もしくは 「身のほど知らず」

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2014年10月22日 (水)

写真展「野毛呑み食い交遊録」

10月18日(土)~21日(火)まで、美術家の森直実さんの写真展
「野毛呑み食い交遊録」が開催されました。

森直実さんの活動は、一言ではとてもご紹介できないので、ぜひホームページをご覧ください。

http://naomi-mori.main.jp/index.html

森直実さんが、何十年にもわたり、横浜市中区の野毛の街を、
”うろちょろりん”と、歩き、呑み、食い、出会った人びと・・・

ある時は、愛情深く、ある時は、非情な、まなざしで、切り取った瞬間・・・

今回の写真展では、20名22枚の作品が、展示されました。

その中に、光栄にも、私も、展示していただきました。

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一枚一枚に、コメントも付けてくださいました。

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会場には、11月20日の「しゃんそん♪ないと4周年」のDMも置いてくださいました。
撮影は、森直実さん、デザインは、高橋美奈さんです。
「しゃんそん♪ないと」のステージと、ワインに、赤い薔薇。
薔薇は、横須賀のヴェルニー公園で。
しずくは、演出ではなく、本物の雨だそうです。

ドラマチックで、とても気に入っています。

会場に置かせていただいた葉書は、足りなくなるほど、好評でした。

ありがとうございます。ぜひ、ライヴへも、お出かけください♪…ココちょっと重要?!(笑)

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写真展の開催中には、19日と21日、2回伺いました。

ブログ「うろちょろ放浪記」に、写真を載せてくださっています。

この写真展は、シリーズとして、今後も開催されます。楽しみですclover

http://blog.naomi-mori.main.jp/

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森直実さん、お会いした皆さま、ご覧いただいた皆様、ありがとうございましたshine

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2014年8月23日 (土)

ヨコハマグラフィティ

8月23日、横浜タカシマヤ開店55周年記念「ヨコハマ グラフィティ」を見に行きました。

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1960年代のヨコハマ。ゴールデンカップスというバンドを中心に、横浜の若者たちの音楽、ファッション、流行など、展示の他に、ゲストによるライヴや、トークショーなどがありました。

23日は、作家の山崎洋子さんと、俳優の金田賢一さんの、トークショーがありました。

ゴールデンカップスのエディ藩さんも、途中から、トークに参加し、生演奏もありました。

山崎さんのノンフィクション「天使はブルースを歌う」という作品がテーマで、金田さんは、その本の朗読公演をされています。

ずっと、読みたいと思っていた本でした。

戦後、国の政策で、進駐してくるアメリカ兵から、一般女子への暴行を避ける目的で、「特殊慰安施設協会RAA」という施設が、全国に作られました。

もちろん、ヨコハマにも作られました。焼野原になった敗戦国。やむにやまれぬ、様々な事情の女性たちがいたはずです。

そして、歴史の記録や、教科書に書かれることはなかったけれど、この世に長く生きられなかった、たくさんの嬰児たちが、外国人墓地に、置き去りにされたという、事実がありました。

私が、今、山崎さんからお預かりした「メリーさんへの手紙」に、つながります。

ゴールデンカップスは、バンドを売り出す時、メンバーのプロフィールを、全員「ハーフ」としたそうです。

60年代は、「ハーフ」の若者たちが、バンドや、モデル、俳優など、芸能界で活躍しだした時代でした。

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写真は、山崎洋子さんの「天使はブルースを歌う」

ゴールデンカップスのエディ藩さんの「丘の上のエンジェル」

作詞・山崎洋子 作曲・歌・エディ藩

子供たちの慰霊碑建設の事業を応援するために、制作されたそうです。

サプライズで、エディ藩さんの生演奏がありました。

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本にサインをしていただきました。「メリーさんへの手紙」を、来月、朗読させていただくことも、お話しできました。

今、夢中で、「天使はブルースを歌う」を読んでいます。

とても、辛い場面もありますが、山崎さんの、天然、体当たりな取材に、思わず、笑いそうになることも、たびたび。

また、森直実さんの撮影したエディさんや、森日出夫さん撮影のメリーさんの写真もあり、そのたび、飛び上がるほど、感動しながら、読んでいます。

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写真↑・森直実さん撮影、エディ藩さん

写真↓・森日出夫さん撮影、メリーさん

「天使はブルースを歌う」より

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時は流れて 街はうつりゆく

お客は急にやってきて 勝手な色に塗りつぶす

桜色した港の丘も 夕陽に染まる桟橋も・・・

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時は流れて 街は変わっても

私はどこへも行かないわ 私はここで生きてゆく

人が誰かのせいにして 忘れたふりでいようとも・・・

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2014年7月12日 (土)

おすすめの本

先月は、ライヴが2回あり、家の用事も多かったのですが、

静かな雨の日には、いつもより、たくさん本を読むことが出来ました。

特に、おすすめの本は、

山崎洋子さんの「誰にでも言えなかったことがある」

http://www.amazon.co.jp/%E8%AA%B0%E3%81%AB%E3%81%A7%E3%82%82%E3%80%81%E8%A8%80%E3%81%88%E3%81%AA%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%8C%E3%81%82%E3%82%8B-%E2%80%95%E8%84%9B%E3%81%AB%E5%82%B7%E6%8C%81%E3%81%A4%E7%94%9F%E3%81%84%E7%AB%8B%E3%81%A1%E8%A8%98%E2%80%95-%E5%B1%B1%E5%B4%8E-%E6%B4%8B%E5%AD%90/dp/4860294181

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江戸川乱歩賞作家、脚本家の、山崎洋子さんの自伝エッセイ。

山崎さんの小説の主人公の女性たちは、どんな逆境の中でも、みな、強く、賢く、美しく、運命に立ち向かっていきます。

いつのまにか、自分も、すっかり小説の主人公になったような気持ちになり、いつも、勇気がわいてきました。

幼いころの記憶や、自分の意思ではどうにもならない境遇の中で、それでも、キラキラ輝く宝石を、心にしっかり抱えて、生き抜いてきた、山崎さんの姿と、重なりました。

そして、最後の文章が、とっても素敵です。でも、これから読む方のために、ここでは、秘密にしておきますね。

エッセイを読み終わって、私は、山崎さんの作品の主人公が、前より、ずっとずっと、好きになりました。

・・・

山崎洋子さんのお名前を知ったのは、、今から、10数年前です。

そのころ発行されていた、横浜のタウン誌に、ライヴハウスのスケジュールが載っていました。

私が、初めて、お店に出演した時、自分の名前が出たので、嬉しくて、その雑誌を買いました。

その号に、山崎洋子さんのエッセイが、連載されていました。

「シャノアール」の元次郎さんと、メリーさんの消息のことが書かれていました。

偶然、知り合いの方と、「シャノアール」に行ったとき、元次郎さんと、そのお話ができました。

「あぁ、あれね。洋子ちゃんが、書いてくれたのよね」と。

たしか、生まれ故郷の大連に旅行された直後で、「お花が咲き乱れて、綺麗だった」と、そんなお話も伺ったように思います。

それから、だいぶのち、2年前に始めたfacebookで、山崎洋子さんと、お会いできました。

時々、コメントもいただいて、感激しています。

小柄で、チャーミングな、山崎さんの、その頭の中から、激動の時代の風景や、恐ろしいギャング団や、わなを仕掛ける女たち、いろいろな物語が、生まれてきたなんて、驚きでした。

寿町の「さなぎの家」という、見守りの会にも関わっていらして、ときどき、作業場のボランティアに、参加されています。

そんな日常も、ブログで書いていらっしゃいますので、こちらも、ご紹介させていただきます。

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【山崎洋子「冬桃ブログ」】

http://blog.goo.ne.jp/yokohamaneko

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また、お会いできます日を、夢見て。

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2014年6月 8日 (日)

「SIMONDOLLシモンドール」

横浜そごう美術館で開催中の「SIMONDOLL」へ行きました。

http://www2.sogo-gogo.com/common/museum/archives/14/yotsuya/index.html

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光の中に、立っていました

闇の中に、はっていました

「こんにちは」とも「さようなら」とも「ありがとう」とも、言えませんでした

ただ黙って会って、黙って黙って、黙ってお別れしました

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何もしない人形は 何もしない世界より はるかに愛でした

何もしない人形は 何もしない世界より はるかに闘いでした

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2014年4月 7日 (月)

舞踏と古代楽器 魂のセッション

宇宙に行ってきました。
4月5日・野毛「旧バラ荘」での、舞踏・加藤道行さんと、古代楽器・高橋誠さんの、魂のセッション。
神々しい空間でした。

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・・・フライヤーより・・・

舞踏・加藤道行  http://www2.tbb.t-com.ne.jp/michiyuki.butoh/

大野一雄・慶人に舞踏を師事。大学卒業後、知的障がい者施設で働くなか、障がい者の表現活動に興味を持ち、様々なワークショップに参加する。ワークショプを実践する中、自身も表現する楽しさに目覚める。偶然手にした公演案内に導かれ舞踏の世界に迷い込む。美と醜の間の心理を求め、ひと振りでも、いのちのかたちをつたえることができればと願い踊り続けている。

古代楽器・高橋誠  http://www.sepia.dti.ne.jp/mahh-koto/

古代楽器演奏家・サウンドセラピスト/Photographer 生命音響研究会 主宰。コンピューターエンジニアを経て、世界中を巡る旅人となり、フリーの写真家へ。自身の撮影した写真(作品)がきっかけで、「イダキ」(ディジュリドゥ)とめぐり逢い古代楽器で音を奏でる活動をはじめる。太古から伝わる世界中の楽器(30種類以上)を独自の感性で即興演奏。大自然との架け橋を志し、ソロコンサート「一音一生」を始める。

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・・・前衛・・・
「宇宙に隠された神秘の暗号の解読」

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加藤さんと、高橋さんは、10年ぶりの再会だったそうです。お互いを尊敬しあっている雰囲気が、漂っていました。素敵でした。

昨年のクリスマスライブでお会いした、加藤道行さん。
大野一雄舞踏研究所の舞踏家さんでした。

昔、図書館で借りた、大野一雄氏の言葉の本を、コピーして、繰り返し、読んでいました。横浜のバンクアートの、アバンギャルド展では、大野慶人氏の公演を見ました。
バラ荘に、慶人氏が、いらっしゃって、ドリンクをオーダーされた時、乾杯していただきました。じーーーん。

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2010年10月5日の「歌日記」http://music.geocities.yahoo.co.jp/gl/barairo_no_cafe/view/201010

<avant-garde> 

標的の背後に道はない
響き渡る産声

飛び出す魂のエネルギー
積み重ねに裏付けられた沈黙

何十億年のらせんの記憶
緻密の蓄積の先端

宙に浮いていてさえ
見えない糸で張り巡らされたバランス

より遠く運ぶために
光の粒より細かく砕いた

発見が遅れている
時間は永遠にある

設計図はない
組み立て技術の発明を待つ

・・・

2014年3月31日 (月)

フランシーヌの場合は・・・

♪フランシーヌの場合は あまりにも おバカさん

フランシーヌの場合は あまりにも さみしい

3月30日の 日曜日 パリの朝に 

燃えた命 ひとつ フランシーヌ♪

3月30日は日曜日だったので、子供のころ覚えた歌を口ずさんでいました。

ふと「フランシーヌって、誰だろう?」と思って検索したら、すごいことがたくさんわかりました。

「フランシーヌ」は、フランシーヌ・ルコントさんという、フランスの女性シンガー。

1969年、ベトナム戦争と、ビアフラ戦争に抗議して、パリの路上にて、30歳で焼身自殺をししました。

この事件を題材にして、1969年、作詞・いまいずみあきら 作曲・郷伍郎 歌手・新谷のり子さんが歌いました。

youtube「フランシーヌの場合は」

http://www.youtube.com/watch?v=2dah_5_6gPs

この映像の中のピアノ伴奏は、シャンソンの伴奏で有名な方で、私も、コンクールや、コンサートで、伴奏していただいたことのある方でした。

歌手の新谷のり子さんのホームページは、2007年で、更新が止まっていましたが、学生運動や、三里塚の闘争、平和、人権問題などに、関わり、日本全国での講演会などを、精力的に、行っておられたようです。

つい最近、森直実氏の個展で、三里塚のドキュメンタリー映像に関わった方のお話を、身近にうかがったばかりだったので、本当にビックリしました。

http://homepage3.nifty.com/304/plofile.html

ホームページのメッセージが素晴らしかった・・・

「死んではいけない。平和は生きていて築くもの」

子供の頃に、覚えたこの歌が、歌の背景や、歌った方の人生を、教えてくれた・・・なんだか、もう、歌って、スゴイ!!

歌を覚えた「小さいゆうこ」 えらかった!!

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7才頃かな?

カラー写真がみつかって

よかったぁ。。。

2014年3月26日 (水)

「中華街三十六景」森直実氏個展

3月23日(日)は、ライヴにもたびたび来てくださっている、芸術家の森直実氏の個展「中華街三十六景」へ、お邪魔しました。

オフィシャルホームページ http://naomi-mori.main.jp/

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前回10月には、サーカスをテーマにした油絵の作品展。

http://barairo-no-cafe.cocolog-nifty.com/blog/2013/11/post-e181.html

今回は、写真を、錦絵風に加工した作品展です。

いろいろな町のシリーズのうちの~中華街編~

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中華街へは、何度も行っているけれど、こうして独特の色彩で見ると、建物の特徴が際立って見えたり、特にビックリしたのは、看板の文字の、風景に溶け込んでいるものと、浮いているものの差が激しいこと・・・普段、見えているものと、ずいぶん違う。

森直実氏は、作品制作の様子をブログにも書いていらっしゃるけれど、いつも、精力的に街へ出て、撮影し、ギリギリまで自分を追い込んで、制作しておられます。

個展のために、エネルギーを使い切ってしまっていると思うけれど、会期中は、ほとんど立ちっぱなし、しゃべりっぱなしで、お客様の応対をされています。

本当に、スゴイ方です。

そういう森直実氏の個展のパーティーは、国際的で、たくさんのアーティストさんが、集まります。

写真家の森日出夫氏は、「ヨコハマメリー」の中の、たくさんの写真を撮影された方

http://www.amano-studio.co.jp/mori_hideo.html

そして、映画監督の中村高寛氏も、同じテーブルで、いろいろお話を伺いました。

映画を撮影している間に、偶然が重なり、メリーさんの消息がわかったこと、岡山まで、旅をしたこと。

それから、森日出夫氏は、私がデビューしたシャンソニエにも、以前、いらしたことがあると知って、ビックリ。帽子のママって…!

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写真右が、森日出夫氏。左は、役者さんのA氏。

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他にも、昔、成田空港建設反対のあった時代に、そのドキュメント映画の制作に関わった方のお話や、偶然、私の友人もFBの記事を見て来て、久しぶりに会えたり、伊東の採れたてのお野菜のお料理、美味しいワインも、たくさんご馳走になりました。

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このすごいエネルギーの中で、アカペラで、2曲歌わせていただきました。なんて、幸せなんだー!

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写真は、デザイナーのMinaさんの撮影です。ブログ用に、画像を小さくさせていただきました。

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港町のチャイナタウンの、様々な風景の中で、目に見える景色と、心に映し出されるそれぞれの景色と、時間の蓄積と、流れ消えゆく、華やかさと、切なさと…。

たくさんのものを、感じさせていただくことができた、素晴らしい出会いに、感謝いたします。

森直実氏のブログで以前読んだのですが、今、横浜の大道芸の記録を、執筆中だそうです。

とてもとても、楽しみです。

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2013年12月 9日 (月)

秋田県立美術館にて「レオナール・フジタとパリ」

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帰りの新幹線までの短い時間でしたが、秋田県立美術館へ行くことができました。

9月28日オープンしたばかり。以前からあった、平野政吉美術館は、藤田嗣治の壁画をはじめ、たくさんの作品があり、何度か行ったことがあります。

そのコレクションが、新しい県立美術館に収蔵されたそうので、とにかく行ったら、何か見れるだろうと思ったのです。

偶然にも、7日から「レオナール・フジタとパリ」という特別展が始まったところでした。

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三角の天井のホールから、2階へ上がる、宙に浮いてカーブした階段。怖いけれど、らせん階段は、好き。

以前、お台場の科学館で、うっかり、高いところの通路へ出てしまって、怖くて引き返したことがあります。今回は、楽勝だscissors

ん?この設計は? 安藤忠雄氏。。。おぉ、やるじゃん、秋田shine

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.階段の途中から、パリでのフジタの大きな写真パネルを、眺めます、というか、向こうがこっちを見てるんじゃない?という気になります。

パリに渡ってすぐの頃、1918年ごろ30代前半でしょうか?風変わりな、東洋人として、注目されました。

その一方で、この時期に、「日本から持ってきた、自分の絵具箱を、地上に叩きつけて、一歩からやり直さねばならぬ」と、決心したとも。

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そして、いよいよ展示会場入り口のある、3階に出ると、そこは・・・

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思わず声をあげてしまったほどです。

大きな窓の外に、水を張ったテラス。大通りの向こうの千秋公園のお堀と一体化しした風景が、ドカーーンと、広がっていました。

右側の、とんがった屋根に丸い窓の建物が、元の平野政吉美術館です。

平野政吉さんという人は、フジタが、日本で、妻マドレーヌを亡くし、失望の時期に、たくさんの作品を購入し、壁画制作を依頼したそうです。(1937年 フジタ51歳)

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特別展は「レオナール・フジタとパリ」

絵画作品がほとんどで、コレクションのなかには、フジタが、いろいろな画家の作風を真似して描いた遊びのようなものもあり、そこには、以前、横浜で見た、乳白色の肌の、巨大な壁画を描いた人とは、別人のような、もっと親しみやすい、もっと皮肉屋な、野毛あたりで、仮装して、うろついていそうな(笑)・・・そんな人間くささを感じます。

一番、気になったのは、チケットの写真にもなっている「二人の少女と人形」でした。1918年の作品。個人蔵。

初めて会う子供たちでした。

どの絵も、好きだけれど、フジタの描く、こういった雰囲気の子供の絵がとても好きです。

最近は、どこの展覧会でも「クリアファイル」がグッズ売り場に並んでいて、譜面入れにちょうど良く、いつも買います。

それも、展覧会に行く、ささやかな、楽しみです。

また、どこかで、会えるといいな。

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今回の、秋田行きは、おじいさんのお見舞いでした。やっぱり、おじいさんとは、仲良くなれませんでした。

そんな訳で、施設には長居せず、美術館に行く時間ができました。

「女は、男より、馬鹿だ。俺は、息子より、偉い。息子の嫁は、俺より馬鹿で、身分が低い」

たぶん、こういう時代の価値観と、戦っていたのだと思います。
対決しないで、その価値観の中での、役割を担えば、摩擦はありません。でも、私は、摩擦がないことが嬉しいよりも、かえって混乱して、いつも体調が悪くなってしまいました。

心から、尊敬し、感謝し、甘えたり、支えたり、そういう関係を作れなかったのが、残念ですが、この長い不毛の時間の経験も、これから先に、深い愛情と、優しさになって、どこかで、だれかに、届くといいなと、思います。

いろいろあって、秋田が、大嫌いになった時もありましたが、フジタに会わせてくれて、ありがとう。