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2016年5月25日 (水)

県議会

こういうことを、どれぐらい重大だと、感じるでしょうか?
5月の神奈川県議会の議会運営委員会で、「一部会派の質問権を奪う」という提案がされようとしていました。

そのことを知った県民が、議会運営委員会を膨張しようと県庁に集まりました。

午前中の傍聴受付から、午後になっても開会は延期され、その日は、とうとう深夜の1時になって数十分ほど開会されました。
その時点でも、まだ十数人が傍聴のために残っていました。
私は、ツイッターやフェイスブックで、県庁に集まっている方々の情報を見ていました。
そして、どの党の、どの会派の議員であっても、選挙で選ばれた議員の質問権を奪うようなことがあってはいけないと思いました。

今回は、共産党の議員が、会議で質問や議決の際に、手続き上のミスをしたことで、共産党以外の会派全部がまとまって、質問権を奪うという提案に、つながったというのです。
そして、会派が成熟したら、また質問してもいい、というのです。
もし誰かがミスをした時、次は間違えないように的確なアドバイスをすることが必要です。
ミスを責め、それに罰を与えることは、成熟した議会ではありません。
こんなことが、県議会で、議題に提案されるのは、民主主義の根元を揺るがすことです。
 
ツイッター、フェイスブックでの反対の声は、数時間で、あっという間に全国に拡がり、神奈川新聞、ネットのテレビ局なども、配信し始めました。
議会運営委員会の議長の提案で、この議題の提案は採決されず、一度各会派に持ち帰り、もう一度検討されました。
反対する人々は、とうとう丸3日間、県庁に詰めかけ、とり巻き、声を上げ続けてくれました。
本会議に提案され、可決されたのは、今回は厳重注意で、もしミスがまた繰り返された時は、質問権をはく奪することもある、というものでした。
もともとの提案からして、民主主義ではあってはいけないことだと思いますし、今回の決議も、ここまで譲歩してやったという態度が見え見えですが、それでも、この結果を引き延ばすことができたのは、「民の声」の大きさだったのではないかと感じています。
今回のことを、「重大だ!」と感じてすぐ動いた人々は、スゴイと思いました。
神奈川県議会本会議での傍聴の際、一部の議員が、傍聴人に対し、「出てけ!」といったそうです。

これも、飛びぬけて「重大」です。
神奈川県のこの恥ずかしい騒動からのち、山口県議会で、民進党共産党、の会派に対し、質問権を奪う決議がされたそうです。

神奈川では、奪う側だった民進党が、奪われる側になった。
そういうことです。
どの党の、どの会派の議員であっても、選挙で選ばれた議員の質問権を奪うようなことがあってはいけない。
そして、こういう「重大」なことに、鈍感なことが、身近な県や市の議会で進み、それを支えていると気がつかないことが、もっともっと大きなものを失ってしまうのだと思います。
夏の参議院選挙で、一票を、大切にしてください。
経過のまとめをリンクします。
「神奈川県議会で起きている、これまでの経緯まとめ #神奈川県議会」
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