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2015年11月29日 (日)

「折り鶴サミット」

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11月29日、静岡県、浜松で開催された「折り鶴サミット」に行ってきました。

今年2月、facebookがきっかけで、「心による平和を願うみんなのネットワーク」の折り鶴プロジェクトに参加しました。

全国、世界各地から、届いた折り鶴は、23万羽!

私も、このブログや、ネットで、知り合いの方々に、ご紹介してきました。

集団的自衛権、安保法、次々に憲法違反の法案が、十分な議論も、正しい手続きもないままに、可決されました。

当初、「折り鶴を国会に届けよう!」という呼びかけでしたが、この状況の中、受け渡しの紹介も思うようにいかず、たとえ届けることができても、それは「目録」という形になるだろうということもわかってきました。

それならば、「折り鶴サミット」という形で、たくさんの人に、見ていただく機会を作ることで、浜松在住のメンバーの方々が、準備してきました。

その折り鶴たちの晴れ姿を直接見ることが、この企画に参加し皆さんに呼びかけた私の責任であるし、有難い役をいただいたのだと、思いました。
家族も、快く、この旅に、送り出してくれました。

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14時、浜松駅をミュージックパレードがスタート。

約1キロほどのコースのゴールは、23万羽の待つ、鴨江アートセンターです。

朝早くから、浜松の方々が、展示の準備をしてくださいました。

このプロジェクトは、浜松のメンバーの方々の行動力、チームワークの良さが、本当に、素晴らしかった!

写真は、一部です。

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サミットでは、展示の他に、3名のゲストによる記念講演がありました。

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~「芸人9条の会」呼びかけ人の古今亭菊千代さん~

平和でなければ、笑えない。

平和がなければ、落語はできない。

けれど、今「平和を守ろう」は、「基地を作ろう。オスプレイを買おう。」という意味になっている。

「オリンピック」の話題は良くて、「憲法」の話題は、ダメ?おかしなことになっている。

古典落語の合間に、ピリッと現在を入れながら語る菊千代さんの着物は、「9」の紋付!

カッコ良かった!

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~フォトジャーナリストの豊田直巳さん~

イラク戦争で、1ヶ月間、命の危険と隣り合わせで、毎日、日本へ、戦闘の様子を伝えた。

疲れて帰国したら、日本では、「タマちゃん」が大ブーム。

イラク戦争のブーム?は、終わっていた。

マスコミに伝えられる「写真」から、人々は、何も見ていない。

戦闘の長さは、1分いくらの、商業の計算。

そこに住み、日常を営む人々の時間を、現実を、切り取った写真を見て、説明を読んで、私たちは、勝手な想像で、ストーリーを作り、考えることを、やめてしまっている。

たとえば、銃を持つ兵士の写真。

怯えているのは、兵士なのだ。

「銃を構える者は、銃に、怯える。」

この言葉は、忘れられない。忘れない。忘れてはいけない。

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写真は、広島「原爆の子の像」のモデル、佐々木禎子さんの折り鶴。

2歳の時に、原爆で被曝し、白血病により、12歳で亡くなりました。

入院中の数ヶ月間に、まわりの人たちからもらった薬やお菓子の包み紙などで、たくさん作るため、小さく小さくなりました。 (写真右の2cm弱四方の薄い紙)

最後の言葉は、辛さではなく、恨みではなく、家族に「ありがとう」と。

ご遺族は、この小さな折り鶴と、禎子さんの強く優しい心と共に、世界に平和の大切さを伝える活動を続けています。

~広島「SADAKO LEGACY」代表の佐々木裕滋さん~

佐々木禎子さんの遺族(甥)として、世界各地に、禎子さんの作った折り鶴を、寄贈している。

アメリカでは、3ヶ所になった。

原爆の使用した側、された側の立場を超えた対話が、人々の中に始まりつつある。

自身が作詞作曲した「祈り」。

5月の横浜での「憲法集会」では、クミコさんが歌った。

♪泣いて泣いて泣き疲れて 折り鶴にいつも励まされて

♪祈り祈り祈り続けて 夢をつなげた毎日でした

サビの部分は、他の歌詞もあるけれど、私は、この折り鶴プロジェクトに鶴を贈ってくれた方々の想いと重なるような気がして、この言葉に、胸がいっぱいになりました。

・・・

武力ではなく心による平和を、本当は、誰でも望んではいるけれど、ひとりで、家で、何ができるだろう?

そんな想いを、ひとつひとつ、一羽一羽、折り鶴にしよう!

このことを知った時、そういう素敵な想いの人たちと、つながりたいと思いました。

何もしなければ、一羽も届けることは、できませんでした。

長いようで、短かった10ヶ月でしたが、折り鶴を折って、参加したくださった皆様に、心から、お礼申し上げます。

そして、これからも、平和への願いに、期限はありません。

いただいた命、心を、大切に、未来へ、つないで生きましょう。

・・・

「折り鶴プロジェクト」については、今後も、また、お知らせいたします。

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