« 11月6日のスピーチから・・・ | トップページ | 「言葉のいのち」 »

2015年11月12日 (木)

「9条の会 かながわ大集会」

「9条の会 かながわ大集会」

11月11日 神奈川県民大ホールにて

呼びかけ人・山崎洋子さん挨拶。

・・・「天使はブルースを歌う」というドキュメンタリーを執筆したときのこと。

戦後の横浜で、パンパンと呼ばれた売春婦がいた。

混血の嬰児の墓地が、たくさんあったという。その取材を、行政に拒否された。

資料も出してもらえなかった。

「そんな暗い歴史をほじくり返して、誰が喜ぶんですか?」
と言われた。

誰かを喜ばせるために書くわけではない。

何があったか、そのとき、どうだったか、事実を書いておかなければ、また、同じようなことが繰り返される。

憲法9条を、夢だと笑う人がいるかもしれない。けれど、文明は、夢から始まった。

空を飛んだり、潜ったり、外国へ行きたいなんて言ったら、笑われる時代だってあった。

たった一度しか、国内を爆撃されたことがなく、その一度の戦争で、原爆を落とされた日本。

この日本だから、この特別な憲法9条を持ち続けていいし、持ち続けるべきだ、と。

・・・

法政大学、山口二郎氏の講演。

「2015安保から民主主義の再生へ」

メモを取りながら聞きました。長いので、少しだけ紹介します。

・・・

151111kanagawa9


〈満州事変に始まるこの戦争の歴史を十分に学び、今後の日本のあり方を考えていくことが、今極めて大切なこと〉〈長い期間における国民の尊い歩み〉という天皇陛下の言葉を例に、〈国民の尊い歩み〉が、60年安保の岸の追放や、日本的平和主義、ベトナム戦争で派兵することを免れた、と。

けれど、自民党が野党に転落した期間で、ナショナリズム、憲法改正案、歴史修正主義を、作り出し、現自民党安倍政権は、消去法的な選択によって、選挙に勝利した。

(・・・だれかが、以前、蕎麦が食べたいけれど、近所にラーメン屋しか見つからなかったから、とりあえずラーメンみたいに自民が選ばれた、と例えていたけれど、そういうことなのだろう・・・byゆうこ心の声)

憲法をないがしろにする政府。立憲主義、民主主義、平和主義の大危機である。

けれども、同時に、311を経験した若い世代が、被災者の現状、原発事故後の大人たちの無責任な姿を見て、自分たちの言葉で声をあげたことは、日本の市民の新しい政治文化の始まりであり、大きな希望であり、好機である。

・・・

私は、この講演を聞いて本当に良かったと思う。いくつもズシンとくることがあった。

「憲法をないがしろにする=反知性主義」反知性主義は、知ること、考えることを破壊する。

なんと野蛮で、恐ろしく、悲しいことか。

反知性主義は、「自分が欲するように世界を理解する。」それは、過去に向けられれば、歴史修正であり、現在なら、憲法を破壊する、デマをまき散らす。まさに、安倍政権の現状そのまま。

この政権の反知性主義の根にあるのは、二つの劣等感である。

一つは「外務官僚が湾岸戦争で日本が血を流さなかったことで評価されなかったという劣等感」

もうひとつは、「安倍首相の、岸信介への劣等感」だという。

私は、寒気がした。たったそれだけのことで、日本中を、不幸に陥れるようなことが、できるだろうか?と、頭を抱えてしまった。理解ができなかった。

いや、「たったそれだけのことで…」というのは、無神経である。他人からは、たったそれだけのことでも、人生を狂わせるのが、常である。

山口氏は、ジョージ・オーウェルの「1984年」からの引用を使った。

「War is Peace 戦争は平和」

「Freedom is Slavery 自由は隷属」

「Ignorance is Strength 無知は力」

それは、つまり、言葉の無力化である。

あぁ、言葉たちよ!逃げないで!怯えないで!

私たちの、本当の敵は、ネバーエンディングストーリーの「虚無」かもしれない。

スターウォーズの「ダークサイド」かもしれない。

もし、言葉がどうしても探せなくなった時、歌が、生き残っていなくてはいけない♪

.

« 11月6日のスピーチから・・・ | トップページ | 「言葉のいのち」 »