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2014年10月25日 (土)

自分の金なら何をしても勝手なのか?

最近、大臣の経費の中に、税金で、SMバーに行ったことが発覚し、大問題になっています。

その関連で、様々な、感想があるようです。

「個人の趣味で、個人のお金で行くのなら、何も悪いことではない。税金だから、問題。」という意見もあります。

でも、私は、そう思えません。それは、この記事が出る直前に、

幻冬舎「最貧困女子」鈴木大介

http://www.gentosha.co.jp/book/b8210.html

という本の紹介で、「女子貧困の最大のタブー! セックスワークと知的障害の関係」

http://lite-ra.com/2014/10/post-552.html

という記事を読んだからです。

かなり、ショックな内容で、私は、この本を最後まで読むことが出来るか自信がありませんが、注文しようと思っていたところです。

そして、若い頃、夢中で読んだ、大好きな作家、澁澤龍彦氏の「悪徳の栄え」や、三島由紀夫氏の「サド侯爵夫人」のことなどを、思い出しました。

私は、もちろん見たわけではありませんが、「SM」の「S」の語源となった、「サド公爵」は、自分の屋敷で、異常な性欲を発散し、時には、強制的に誘拐し、監禁し、拷問をしたことで、裁判にかけられ、生涯を精神病院で終えます。

その本を、訳した、渋澤氏は、出版にあたり裁判になり、罰金となりました。

私は、渋澤氏の著書を、少しは読んだ方だ、と思いますが、その本が有害だと思ったことはありません。

こういう趣味を拡げて、商売にして儲けようとしたのではなく、人の心の世界地図の、暗黒の部分を、正確に、記録しようとした、のだと、思うからです。

そういう意味において、私は、渋澤氏を、とても尊敬できます。「So cool!」です。

昨今、泥沼化した、とも言える、従軍慰安婦の問題についても、「強制的に連行した…云々」だけが、問題なのではなく、いわば、奴隷的な就労状況が、問題なのではないかと、思います。

そして、先に、ご紹介した本、鈴木大介氏の「最貧困女子」のことを、踏まえて、それでも、「自分で稼いだお金なら、何に使おうと勝手。趣味は自由」

と、言えるのかどうか?

どうぞ、一緒に、考えてください。

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