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2013年3月25日 (月)

『春昼・春昼後刻』

~春の日差しのたよりなさは、秋の夕暮れの人恋しさより、ずっと深く物狂おしい~

3月の「しゃんそん♪ないと」でも、これまでも、春、この時期のライブでは、上のフレーズを、たびたび使っています。

先日、言い間違えました。お客様のおひとりが、この言葉が、とても気になると言ってくれて、わざわざあとから、メモしてお帰りになったのですが、私は、間違えて、説明してしまいました。

あれから、もう一度、本を読み返してみましたが、同じフレーズは、作品の中にはなくて、そういった場面はあります。それをもとに、私が台詞として創作したものでした。

また、お会いできたらいいのですが…。ごめんなさい。どなたか、これを読んだら、鞄屋さん…にお伝えいただけませんか?

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100503gandenji3 泉鏡花の『春昼・春昼後刻』は、鏡花の中で一番好きな作品です。それで、「本も、ぜひ読んで!」と、おすすめしたので、今ごろ、もし、読んでいたら「変だなぁ…」と思っているかも。

この本は、この季節になると、毎年、読みたくなります。逗子の「岩殿寺」というところが舞台で、鏡花は、このお寺に滞在して、執筆したそうです。階段の途中に、句碑があります。

「普問品 ひねもす雨の 桜かな  鏡花」

歴史の古いお寺ですが、観光シーズンでも、空いています。石段の途中から、空気が変わり、イマジネーションが風になって飛び回っているような空間です。

おわびに、写真を。

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